今年も各地で美しい桜が咲いたにも関わらず、こんなご時勢で思い切った花見もできず、日々不安とモヤモヤに追われていることでしょう。
そんな皆さんの心が少しでも和らげばと思いシェアします。
タイトルは「桜が見える」です。
２年前の夏、イラストレーター小池アミイゴさんのブログにて、近所の桜の老木が切られることを知り工事現場に泣きながら抗議に行った小学3年生の息子さんの話が書かれていました。
頑張りも虚しくその樹は切られてしまいましたが、その後たくさんの方がこの樹のかけらをもとに、木工芸品として形を変えました。
そんなストーリーを子供の目線で書き、老若男女誰でも歌いやすく作ったのが「桜が見える」です。
時に景色や思い出は、目で見るよりも心で見る方が鮮やかな場合があります。
その老木が無くなってしまったまっさらな土地には、桜の木が今も存在しているような気がします。
リリースするタイミングを何年も測っていましたが、学校もお休みで子供たちの遊び場も遊び方も十分でない今、この曲を各ご家庭で楽しんでいただくべくYOU TUBEにて音源を開放いたします。
そして子供たちが楽しく練習したり歌って遊んだりできるように、譜面と歌詞カード、そしてピアノ伴奏も差し上げます。
みんなで歌って遊んでもよし、家庭内発表会をするでもよし、PV撮影ごっこをするもよし、子供がその準備に夢中になっている間に大人はしばしの休息で体をどうか休ませてください。
子供の笑顔が親の元気の源であるように、親の笑顔が子供にとっても元気の源だからです。
この国が世界に誇る美しい桜は2020年も立派に咲きました。
写真で撮るよりも心に刻んだ方が鮮やかに残る景色があります。
その景色を胸に、未来に向かって笑って一緒に進みましょう。
「桜が見える」
ぼくの家のななめ前の
空き地のすみに立っていた
ぼくが生まれる前よりも
ずっと昔からある桜
いいことあった春の日には
降らしてくれた花ふぶき
落ち込みうつむいた日には
足もと花びらほほんだ
桜がみえる 桜が見える 桜が見えるから
ずっと桜が見える 桜が見える 桜が見えるから
この夏からその空き地に
大きなビルを建てるらしい
黄色いメットのおじさんと
見つめ合ったままの桜
桜がみえる 桜が見える 桜が見えるから
ずっと桜が見える 桜が見える 桜が見えるから
ぼくの家の斜め前の
空き地のすみに立っていた
桜はぽっかりなくなって
代わりにたたずむショベルカー
大事な何か無くしたような
泣きたい気持ちでながめてた
つないだ父さんの手もちょっと
ふるえてるような気がしたよ
桜が見てる 桜が見てる 桜が見てるから
ずっと桜は見てる 桜は見てる 桜は見てるから
アルバム開けば端っこに
まぶたを閉じれば目の前に
名前を呼べばすぐそこに
形変えながらすぐそこに
歌とピアノ るんひゃん
絵 小池アミイゴ
(譜面、歌詞カード、ピアノ伴奏) ※宅録ですので音は荒く、譜面は手書きで乱筆ですが、どうぞお許しください。
https://www.dropbox.com/sh/mazl3qtmdio9fte/AADfAD8W65eVzAmpfk12g_sha?dl=0
